教育・保育の理念 EDUCATIONAL PHILOSOPHY
― 人としての素地を培う ―
教育・保育の方針 EDUCATIONAL POLICY
―アットホームな”昼間の家庭”で感知融合を-
□養護の方針
―アットホームな”昼間の家庭”―
- ①昼間の家庭をめざす
受容的環境の中で心身の安定を図り、自然な会話がはずむアットホームな”昼間の家庭”をめざす - ②有機的な連携を図る
保護者と共に育てることを基本とし、安定した親子関係が保つことができるよう援助する
□教育の方針
―感知融合(総合的人間力を培う)―
知性を高める
- ①健康に生活する力を培う
基本的生活習慣と食を営む力、運動の基礎を培う - ②課題を発見し解決する力を培う
基礎学力と論理的思考力を培う - ③創造力を培う
知識欲を養い、新しいものをつくる力を培う
感性を培う
- ④人らしく生きる素地を培う
社会の中で人らしく生きるための素地を培う - ⑤関わる力を培う
他者理解力やコミュニケーション力を養い、人と関わる力を身につける - ⑥自立性を高める
心身の安全と健康を保ち、持続力を養いながら、主体性や自立性を高める
教育・保育の目標 EDUCATIONAL GOALS
養護の目標
―アットホームな”昼間の家庭”―
(1)昼間の家庭をめざす
- 1.情緒の安定を図る
- 2.くつろいだ家庭的な環境をつくる
- 3.健康で快適な生活を保持する
(2)有機的な連携を図る
- 4.安定した親子関係に配慮する
- 5.共育する
教育の目標
―感知融合(総合的人間力を培う)―
■知性を高める
(1)健康に生活する力を培う
- 6.基本的生活習慣を培う
- 7.食を営む力を培う
- 8.健康保持増進力を培う
- 9.運動能力の素地を培う
(2)課題を発見し解決する力を培う
- 10.基礎学力の素地を培う
- 11.論理的思考力を培う
(3)創造力を培う
- 12.創造力を培う
■感性を培う
(4)人らしく生きる素地を培う
- 13.人間としての基・基本を確立し、規範意識を持つ
- 14.公共心を培う
(5)関わる力を培う
- 15.人と関わる力を培う
- 16.他者理解力を培う
- 17.コミュニケーションスキルを培う
(6)自立性を高める
- 18.主体性を培う
- 19.継続力を培う
- 20.セルフコントロールを培う
- 21.自己肯定感を培う
教育・保育の方法・特色 EDUCATIONAL FEATURE
-「お世話されお世話する体験」で感性(非認知能力;社会情動的スキル)を培い、「教えられ教える体験」で知性(認知能力)を培う-
1.素敵な“個”育て(養護・教育)
- 人を年齢のものさしで評価することをやめ、その子にとって今何が必要か?という観点で「発達の順序性」にそって、個別にカリキュラムを作成しています。
- 保護者の希望に基づき、年齢に関わらず子どもの発達に応じたグループ(クラス)へ移行します。
2.受容する(養護)
子どもも保護者も、まず“まるごと受け容れる”を基本姿勢とします。
3.“事後にプラス”の反応(養護)
自己肯定感が育まれるよう行動の後の“事後にプラス”の反応や「応答的な関わり」に努めます。
4.家庭的な雰囲気をつくる(養護)
くつろぎの場を提供するために公共施設がもつ雰囲気をできるだけなくし、少しでも家庭に近いような環境がふさわしいと考えています。
5.○○組さんのお部屋ではなく、~~をする空間に(養護)
落ち着いた環境のもとで、個々のペースで生活ができるよう、目的別(遊ぶ・食べる・寝るなど)の空間やエリアで一日を過ごします。
6.プロセスの共有(保護者支援)
保護者とのコミュニケーションを補完するものとして、通信システム(ブレイン)を用い園での子どもの様子をお知らせします。
7.日ごろのお付き合い(保護者支援)
共に育てる「共育」のために、全園児の個別カリキュラムを配布しています。
成長のプロセスを共有し、ともに子どもの成長を喜びたいと考えています。
また、「ドキュメンテーション」「ポートフォリオ」等を作成し、教育・保育の見える化・魅せる化を図ります。
8.人と人との多様な関わり(教育)
- 社会情動的スキルを培うために「年齢別クラス」ではなく「異年齢グループ」単位での生活です。
- 5歳児は、自己肯定感を培い、能力を定着させるために、午前中は「異年齢グループ」で、午後は、小学校へ移行のための教育を同年齢で行います。
- 社会情動的スキルを培うために高齢者や障がい者の方ともできるだけ関わります。
9.自然との日常的な関わり(教育)
起伏のある生命感あふれる園庭の中で、季節感や不思議さ、また、新たな発見をしながら、日常的に自然との関わりを学び、論理的思考力や創造力を培います。
10.“学び込める”環境で(教育)
すべての教育は、「環境」を通して行います。
子どもが自ら問いを発し、対話を通して探究できるよう「選ぶ」「ひらめいたときにすぐ手に取れる」をキーワードにして、環境に主体的に関わり、試行錯誤したり、考えたりするような豊かな活動が展開されるよう子どもたちと共に環境を創造していきます。
11.学びにつなぐ(教育)
“しようとしている姿”を丁寧に観て、子どもの思いや考えを理解し、子どもが自ら問いを発し、「対話」を通して探究できるよう「プロジェクト活動」の方法を用いて“学び”につなぎます。
12.主体的・対話的で深い学びのために、プロジェクト保育(アクティブラーニング)で(教育)
全ての教育は、アクティブ・ラーニングの観点で「プロジェクト保育」の方法を用いて実践しています。
プロジェクト保育とは、子どもの興味・関心を引き出し、主体的に、発達に必要な様々な体験を積み上げていく教育です。
それにより、就学前教育の目標である「知識・技能の基礎」「思考力・判断力・表現力の基礎」と、その土台となる「学びに向かう力・人間性等」が培われます。